こんにちは。おっかしゃんです。
私事で恐縮ですが、この度「南国少年パプワくん」を再読し、最終話に至るまでに数回泣きましたのでご紹介させていただきます。
ちなみに私は昭和60年生まれの、天才てれびくん初代世代でございます。
「南国少年パプワくん」とは?
『南国少年パプワくん』(なんごくしょうねんパプワくん)は、柴田亜美による日本の漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。
『月刊少年ガンガン』(エニックス)において、1991年4月号から1995年6月号まで連載された。全56話、単行本は全7巻、新装版全7巻。また、続編として『PAPUWA』がある。
引用:「南国少年パプワくん」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』2020年2月5日(水)00:16 UTC、URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E5%9B%BD%E5%B0%91%E5%B9%B4%E3%83%91%E3%83%97%E3%83%AF%E3%81%8F%E3%82%93
南国に浮かぶパプワ島に住んでいる「パプワくん」と、犬の「チャッピー」。
そこに、組織から秘石を持ちだして逃げてきたシンタローが漂着します。
シンタローは、めちゃくちゃ強いはずなのですが、なぜかパプワ君とチャッピーには敵わずお世話係に。
始めのうちは、パプワ島から逃れて、愛する弟コタローのいる日本へ帰りたがるシンタロー。
しかし、パプワくんと一緒にガンマ団からの刺客(やや弱め)を一緒に撃退したり、パプワ島の文化や美しい風物詩に触れるたびに、シンタローはパプワ島になじんでいきます。
そんな日常を送っていると、秘石眼を持った強いガンマ団のおじさん達(めちゃ強い)が現れて、パプワ島や秘石の謎、シンタローと秘石の関係などが明かされていく。
全7巻ですが、4巻辺りからの、物語の展開の速さと濃さは圧巻。
後半猛スピードですが、最終話もしっかりと作られていて「一つの世界の物語」を読み終えた満足感感あり。
小学生の私は、従兄弟の家の本棚にある、全7巻を一気読み。
(;'∀')、、っふ~!
ほんとに引き込まれました。
アニメ化もされました
テレビ朝日系列フルネット局で1992年10月10日から1993年10月2日にわたり、土曜19時30分から20時00分の枠で全42話が放送された。
引用:「南国少年パプワくん」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』2020年2月5日(水)00:16 UTC、URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E5%9B%BD%E5%B0%91%E5%B9%B4%E3%83%91%E3%83%97%E3%83%AF%E3%81%8F%E3%82%93
(※放送局によって放映期間は異なるようです。)
私自身、アニメは観たことがありませんでした。
がしかし、1年ほど前、動画サービスにてパプワくんを発見。
懐かしい!
そうだ!パプワくんを読んだことのない旦那にも、パプワくんの魅力を伝えよう!
そうして私も一緒にアニメを観ることに。
おおお。アニメもすごく良い。
テンポの良さやキャラクターの動きもしっかり再現されていて、むしろこの絵と世界観がアニメという媒体とすっごいマッチングですがな~!!
と、アニメの「漫画の再現度」に満足しながら、
旦那と一緒にここからくるシリアスな展開を観るのをすごく楽しみにしていました。
そしたら嘘みたいなところでアニメが終了。
!!( ゚Д゚)!!
「いや! ここからだから!!!」
、、だから~!! だから~! だから~、、(こだま)
「こっからがまた良いんだよ!」「シンタローがさ!」「パプワ君がさ!」「秘石がさ!」「アラシヤマがさ、、!」「友情パワーがさ、、!」
と、ここからくる怒涛のストーリーの魅力を伝えたいけど、上手く伝えらる自信もないのにネタバレするもの嫌すぎて、
中途半端にパプワくんに出てくる単語を発する私。
「ふ~ん」という感じの旦那。
あぁ。わかる。今旦那がどんな感情でいるのかが。
時々旦那が、洋画のストーリーを(聞いてもないのに)私に伝えてくるときの、私の感情ときっと一緒なのだ。
日本アニメーションさん!!
「南国少年パプワくん」のアニメの続編(旧の方)を、ほんとお願いします!!!
南国少年パプワくんの「魅力」
ギャグ
南国少年パプワくんはギャグが独特。
んばば
んばんば
めらっさ
めらっさ
こら!こら!こら!
家の中で室戸市名物シットロト踊りはやめんか!!
メシの支度ができたゾ!
糖尿病予防に砂糖はひかえてくれたか?
子供は んな事気にせんでいい!!
(引用:柴田亜美、「南国少年パプワくん」1巻、p84~p85)
懐かしいと思う方がいる一方で、シットロト踊りとは何ぞやと思う方もいるでしょう。
この分かる人にだけ分かるギャグを、恐れることなく放り込んでくるのが柴田先生です。
上の様に、パプワくんのシットロト踊りにツッコみながら、シンタローがご飯の支度をするというシーン。
パプワ島での日常として度々出てくるんですが、
これがねぇ、、パプワくんとシンタローの関係性がよく表れていて、何だか、灌漑深い気持ちになるのですよ、、。
(T_T)
漫画を読めばいつでもパプワくんとシンタローには会えるのにねぇ、。(病気や)
ストーリー
3巻辺りまでは、基本的にはギャグ漫画として読めます。時々ホロリもあり。(ポロリじゃないよ。じゃじゃまる、ぴっころでもないよ。)
がしかし、ギャグ漫画を読んでいる心持ちそのままで行くと、いつの間にか深くなるストーリーに対応できず、心が刺されるので注意。
防具無しの心にグッサグサ。
赤と青の秘石、またその番人が出てくるのですが、そこらあたりから話が複雑になっていきます。(おそらく小学生の私は何となくで読んでたはず。)
後半でも、前半のようなぶっ飛んだギャグは、ポンポン出てきます。
その中に、シンタローと秘石の番人の関係、秘石眼を持つ一族の苦悩など、まぁまぁ重たい内容もポンポン出てくるんですよ。
この「してやられた」感。
「いや、そんな雰囲気出してなかったジャン!」
さらに注意が必要なのは、展開の速さに振り落とされまいと必死にしがみついていても、ほぼ100%、どこかしらで誰が誰だか分からなくなるところ。
頻繁にページを戻しては読み、戻しては読みとなるので、全7巻とは思えない読み応えに。
お得!!
キャラクターの魅力については(まさかの)次回へ
現実ではあり得ないストーリーと、あり得ない登場人物(ナマモノ)なのに、命の吹き込まれ度がスゴイため、私は最終巻を読み終える度、毎回しばらくパプワくんの世界に居ることになります。(危ない)
そんな感じなので、キャラクターの魅力を語ると長くなりそうです。
( ゚Д゚)
大変申し訳ないのですが、次回へと持ち越しさせていただきます。
すみません!!
子供に読みやすく理解しにくい
「南国少年パプワくん」はストーリーは壮大ですが、終始ギャグがあり、キャラクターも個性的で強く面白く、後半の「誰が誰だ」という現象を除けば、とても読みやすい漫画です。
しかし、
「読みやすい」=「理解しやすい」
ではない。
(´・ω・`)
小学生のころ、私がもつパプワくんの登場人物に対するイメージは、
パプワくんが可愛くてシンタローはかっこよくて、そしてガンマ団の40歳以上の大人たちは、サービスを除いて大体が悪い人。
(ザックリ)
それが大人になってから読むと、悪者に見えていた登場人物たちが皆良い人だったと気づきます。
「マジックとかマーカーとか極悪非道じゃなかったのか!」
今思えば私自身、子供のころは、この「大人」の行動の意味が理解できてなかったんだと思います。
悪いことしてるのに優しい。
この矛盾を、どう頭と心に落とし込めばいいのか。
もちろん子供の頃はそんなこと意識して読んではいません。「今思えば」あの時のあの感情は、こういうところから来ているんだろうなと思うのです。
そして子供の私は、マジックたち「大人」の行動を完全には理解できないまま、理解できていないことも気づかにず読み終えていました。
だからこそ大人になってから読むと、こんなにもまた惹かれるんだろうなと思います。
パプワくんは安心して読める少年漫画
少し話がそれますが、パプワくんに限った話ではなく、色んな漫画を読んでいると、度々寂しくなったり悲しくなったりする場面が出てきますよね。
そしてそういう時に、その不安定な心を「ヨイショ」と置くことのできる漫画と、そうではない漫画が私の中にはあります。
(そうでない漫画が悪いという意味ではありません)
私にとって「南国少年パプワくん」は、心を置くことのできる漫画でした。
なぜだろうか。
ちょっと考えたんですが、
おそらく「少年」であるパプワくんが、シンタローたち「大人」に、必要とされ、大切に思われているから。
そしてパプワくんが心を許しているから。
少年漫画の言葉で言うと「絆」ってやつですね!
(ギップリャ!!)
だから安心感を感じるんだろうなとね!個人的には思うのですよ!
おわりに
いやはや、キャラクターの紹介まではいけませんでしたが、パプワくんを読んでほしいという熱は伝わったかしらん。。
この記事を読んでくれた方は、
「読んだことがある」「読んだことがない」「アニメだけ観た」
の3パターンに分けられると思うのですが、初めてでも、再読でも、ぜひ読んでほしい!
とくに「アニメだけ観た」という方!是非読んでー!!(懇願)
という訳で『魅力たっぷりな「南国少年パプワくん」を語る。』の会でした!
キャラクター編はいつ書けるかな~、、。
お好きな方は是非次回もお付き合い下さいな☆
(*´▽`*)
最後まで読んでいただきありがとうございました☆
それではまた、お時間のあるときに~!
☆パプワくん関連記事こちらにもあります☆